Mitsukoの部屋

山下 光子

日展会友  2020
白日会会員 2019

個展(2014 千葉県文化会館)
   (2015 長野県辰野美術館)
   (2019 千葉県千葉市 画廊ジュライ)
グループ展多数

「風を聴く」の縮小版 「風を聴く」 白日会創立百周年記念展 2024年3月21日〜4月1日@国立新美術館 P100(絵葉書)
蜜蜂農園を舞台に描く3作目。酷暑の後の秋口に草原の丘陵地の砂利道に風を受けて立つモデルさんを描く。何回も、同場所に通い、出品1カ月前に背景全体を描き直した。まだまだ不勉強で、自身の力のなさを感じる。何とか13室に展示して頂けました。今回は白日会創立百周年で、皆さん特に素晴らしい作品が多く感じました。
「想う」の縮小版 「想う」 千葉市美術展 2024年3月9日〜3月29日 F10
「緑陰」の縮小版 「緑陰」 第99回白日会展 2023年3月23日〜4月3日 P100(絵葉書)
去年の「森の小径で」に次ぐ、拙宅から4kmほどにある蜜蜂農園を背景に、椚の古木の根元に立つモデルさんに様々なポーズをとって頂き描いたものです。約3ヶ月程描いた1月25日、毎朝の日課のラジオ体操後のウオーキングの途中躓き、右手をついたところ、甲を骨折。半月余り描けない日々が続きました。出品に間に合うかどうか気持ちは焦りましたが、最後の半月で何とか筆を止めて搬入。顔が白く浮いて見えたり、反省点は沢山ありますが、次の作品は何とかまた頑張ろうと思っています。いつもご協力くださるモデルさんに感謝しています。12室下段に展示されました。
「ダンサー」の縮小版 「ダンサー」 千葉市美術展 2023年3月 M10
「Yさん」 2023年 F3、F4
「穏やかな時間」の縮小版 「穏やかな時間」 第9回日展 2022年11月4日〜27日 P100
地球温暖化が進む今、様々な気候変動・生態系の異常が叫ばれています。長引く感染症パンデミック、戦争や物価上昇。
こんな現代において、穏やかな日常・平和で何気ない時間が何と貴重なことか……。その時間をキャンバスに留めたいと筆を進めました。モデルさんの表情・4段の薄布のスカート等の表現に苦心して何とか描き上げました。
「森の小径で」の縮小版 「森の小径で」 第98回白日会展 2022年3月 P100
我が家より約4Kmの地点に広がる蜜蜂農園。春には緑の中に、菜の花 ストロベリーキャンドル ハマダイコン等、黄 赤 ピンク等々の花逹が絨毯を拡げる。モデルさんをお連れして取材。以降、デッサン、エスキースを重ね、半年以上も衣装やバスケットをお借りし100号を制作。S字状の美しい後ろ姿のライン、足元や横顔。昼下りの太陽と美しい自然。何度も当地に行ってその雰囲気を確かめながらの制作だったが、最後まで背中が描けずに提出。まだまだ未熟だと痛感しています。
「赤いワンピース」の縮小版 「赤いワンピース」 千葉市美術展 2022年3月 M10
数年前描いた作品に補筆。審査員を拝命して、出品しました。
「デッサン的に」 2022年 F3
「Mさん」 2022年 F4
「窓辺」の縮小版 「窓辺」 第8回日展 2021年10月29日〜11月21日 P100(絵葉書)
モデルさんが窓の外にふと目をやった立ちポーズを選んで100号Pに描いてみました。ドレスはずっと拝借したまま、アトリエのトルソーに着せて、布の質感やドレープ等も表現できるよう努めました。出窓と背面の壁の比率。出窓に置く植物の位置にも気を使いましたが、人物に対して植物が主張し過ぎないよう、レースのカーテンを内側にかけて、外光と仄暗い室内のはざまに立つモデルさんの横顔に、この2年近いコロナ禍に生きる自身の思いも重ねて筆を進めました。結果カーテンはまだ未完成で固くなってしまい、10室下段に展示して頂けたことは望外の喜びでした。
「M. カサットに惹かれて」の縮小版 「M. カサットに惹かれて」 第97回白日会展 2021年3月 P100(絵葉書)
モデルさん持参の画集が私も好きな Marry Casatt(メアリー・カサット 1844-1926)の物でした(アメリカで生まれ、22歳単身でヨーロッパへ渡り、当時、活躍していた印象派のドガやマネ等と交流。また、日本の浮世絵の影響も受けた女流画家)。それを見ている様子を描きましたが、椅子にかけず、床に座るポーズは難しく、苦労しました。
「余韻」の縮小版 「余韻」 千葉市美術展 2021年3月 P10
3回目の当番審査員を拝命、コロナ流行で、審査員実働はなく、展覧会になりました
「想う」の縮小版 「想う」 改組 新 第7回日展 2020年10月30日〜11月22日 P100(絵葉書)
この数年、近所の姉妹を次々に描かせていただいていましたが、大人の女性を描きたくなり、新たなモデルに挑戦しました。
地球の温暖化、新型コロナウィルスの先の見えない流行等々、抱えきれない負の環境の中で、今を生きる成熟した女性の美しさ、強さ、エレガントさ、母性、想い等、表現できればと筆を重ねました。
グリーンのワンピース、左肩に寄せたセミロングの髪、組んだ脚先のサンダル、想いに耽るポーズ、モデルさんの表情すべてが魅力的で夢中に描き上げましたが、椅子の形・陰影を描くのに苦労しました。
10室下段に展示されました。
「姉妹」の縮小版 「姉妹」 第96回白日会展 2020年3月 P100(絵葉書)
昨年暮れの、千葉市の画廊での個展の後から描きはじめた「姉妹」は、日展入選のモデルと同じ近所の二人。特に、妹さんの成長が目を見張るようで、身長はお姉さんと殆ど同じになり、我が家の玄関を使った構図も苦労しました。背景の壁の黄土色は、元の白をトーンを落として表現すればよかったと悔まれます。
新型コロナウイルスの流行により、展示はもとより、すべての準備を会の皆様がしてくださったのに、最後まで国立美術館が閉館のため公開が叶わず、残念な結果に終わりました。
世界的に蔓延するコロナウイルスの脅威、一日も早く新薬ができて、安心して暮らせる日常が来ることを心より願います。
「個展のお知らせ」の表面 山下光子個展 2019年12月5日〜10日
@千葉県千葉市中央区中央4-5-1 画廊ジュライ
この度、師・松澤茂雄先生に背中を押して頂き作品展を開くことになりました。20年余り描き続けた中で、100号から小品までデッサンを含み展示いたします。ご多忙な折とは存じますが、ご高覧賜りますよう御案内申し上げます。

350余名のお客様がおいでくださり、お手伝いの方にも恵まれて感謝の六日間でした。
「姉妹」の縮小版 「姉妹」 改組 新 第6回日展 2019年 P100(絵葉書)
近所に住む姉妹。去年迄のモデルさんが受験期を迎え、その妹さん達。描き始めて数ヶ月の間に、それぞれが13歳と11歳の誕生日を迎えました。成長期の少女達。特に、下の子は童顔と、幼さの残る肢体が、目を見張る程の変化でスーッと伸び、少女に変わって行く……。それを追いかけるのに苦心し、又、二人の仲の情愛等を表現したくて筆を重ねました。
「Time goes by」の縮小版 「Time goes by」 千葉市美術展 2019年3月 F15
「風を聴く」の縮小版 「風を聴く」 第95回白日会記念展 2019年3月 P100(絵葉書)
毎朝9時、近所の方達が集まってラジオ体操を行う原っぱ(我が家から徒歩3分)に、この数年モデルをお願いしているKちゃん(やはり近所の少女)と行き、あれこれポーズを変えて構図を考えました。後、Kちゃんにはアトリエで同じポーズをとってもらい、筆を重ねました。描き始めてから背景の木々は葉が落ち、Kちゃんも学業専念のため、この作品が最後ということになり、何とか良い絵にしたいと頑張りましたが、まだまだ未熟さを痛感。
会員推挙という思いがけない結果をいただきましたが、格式ある白日会会員として、より一層研鑽を積まなくてはと、身の引き締まる思いです。
大好きなKちゃんからは、メッセージカードと可愛らしい花束を頂き感謝と熱い思いがこみ上げています。
「16歳の初夏に」の縮小版 「16歳の初夏に」 改組 新 第5回日展 2018年 F100(絵葉書)
近所に住む少女。インターナショナルスクールの休日の午前中ずっと通ってもらい、様々な服装やポーズのデッサン、エスキースを重ねた。結果、普段着姿でくつろいでいる素の彼女を100号の作品にした。聡明で、優しく、純真な彼女の今を表現できれば...と、筆を重ねた。10室に展示され、これを励みに尚研鑽を積んで行こうと思います。
「画室にて」の縮小版 「画室にて」 千葉県展 2018年10月 F50
「16歳の希い」の縮小版 「16歳の希い」 第94回白日会展 2018年 P100(絵葉書)
千葉市美術館の1階に、モデルを連れて行き、石造りの腰掛け(的な)に座ってポーズをとってもらった。大理石の壁、床の硬く冷たいイメージに、16歳の彼女の優しく温かい存在、衣裳もモノトーンのワンピースにピンクの靴とバッグを合わせ、柔らかな雰囲気を対象的に配置して100Fで描き進めた。搬入1カ月前の研究会で、石棺の上に座っているようだ・影は怖いとの批評があり、作品設定が見る方に不自然な形とわかった。石棺に見える椅子を木のベンチ(近所中のベンチを10あまり取材)に描き変え、影を消した右側が空き過ぎるのでPに切ってギリギリの提出。当初の自分の狙いとは離れた作品になってしまった。勉強になったが、4か月余り通って下さったモデルには、感謝しかない。次の制作では、誰が見ても疑問を持たれない構図・設定をと、身に染みて感じている。
「想う」の縮小版 「想う」 千葉市美術展 2018年3月 F15
「歌声は風に乗って」の縮小版 「歌声は風に乗って」 改組 新 第4回日展 2017年 F100(絵葉書)
近所に住む15歳の少女がモデル。インターナショナルスクールに通学し、ゴスペルをはじめ歌うのが大好きな彼女のギターを数か月預かって、友人の家の塀を背景に構図。4か月余り、拙宅に通ってもらい、二人で作り上げた作品。制作に苦闘する私は、彼女のピュアな笑顔と透き通る歌声にどれほど励まされたことか...。今の平和が続くことを祈りながら筆を重ねた。
今年の洋画は100名余り入選枠が減り、9月半ばには筆を置き額装、弱気だった。ネットの発表より先に入選の速達が届き、真っ先に彼女に報せ、歓びを分かち合った。先生、協力してくださるモデルさんご一家、ご近所、家族の応援には心から感謝いたします。
「歌う少女」の縮小版 「歌う少女」 千葉県展 2017年10月 F50
「14歳のときめき」の縮小版 「14歳のときめき」 第93回白日会展 2017年 F100(絵葉書)
前作「これから」のモデルYさんの妹、近所に住むKちゃんに毎週通ってもらって、教会の一隅を舞台に制作した作品。4か月近いその過程で彼女の背が1.5cmも伸び、出品直前には2人でカラオケに行って歌うまで仲良しになりました。題名そのまま(現在15歳になりましたが)愛に溢れ、無垢で、未来に向かって輝いている素直な少女の今を表現できたらと筆をかさねましたが、会場で拙作を観ると、まだまだ未熟だと実感。いつも協力していただける彼女やご家族の皆様に感謝です。
「少女」の縮小版 「少女」 千葉市美術展 2017年 F20
15歳になったばかりのKちゃんの肖像画3点 2017年3月 F3
「これから」の縮小版 「これから」 改組 新 第3回日展 2016年 F100(絵葉書)
小・中・高校と教会内のインターナショナルスクールに通学していた近所のYさんが、この9月から大学に入学。初めて家族から離れての大学寮生活を前に、夢や期待、少しの不安を感じながらも数か月モデルを務めてくださった。拙宅の隣家入口に椅子を置き、作品の舞台とした。ご協力に感謝しています。出品間際にまた補筆して、表情(特に目)が悪くなってしまったのが悔やまれます。
「Pondering」の縮小版 「Pondering」 千葉県展 2016年 F50
18歳のモデルYちゃんが、大学も決まって、初めて家族と離れて大学の寮に入る前に、何カ月か通ってもらい描きました。
「肖像画」 2016年10月 F6
Sさんのお嬢様を描かせていただいた。
「希望の朝」の縮小版 「希望の朝」 第92回白日会展 2016年 P100(絵葉書)
近くの教会の8人の子だくさんな牧師さんの高3の長女。月2回ほど午前中モデルに通っていただいた。兄弟みな、インターナショナルスクールで学び、笑顔で明るい素晴らしいご家庭。18歳の彼女は大学受験も終わり、将来、発展途上国で助産婦になるという目標に向かって瞳を輝かせている。出品直前に悪いクセが出て、加筆後、人物デッサンが狂ってしまい、作品が戻ってきたらすぐまた手直ししたいと思う。
「エチュード」 千葉市美術展 2016年 F12
モデルさんの表情、雰囲気が表現できたと思い、教室で描いた習作を出品した。空間の処理も工夫。
「窓辺」 千葉県展 2015年 P50
辰野美術館 兄妹展のお知らせ 2015年8月1日から23日まで開催
「ひととき」の縮小版 「ひととき」 第91回白日会展 準会員推挙 2015年春 F100(絵葉書)
テラスの端の大きな合歓ねむの樹。モデルさんのご主人の英会話教室の庭で去年秋から描き始める。4〜5か月の間に赤ちゃんはグンと成長し、樹の葉は総て散り落ち、我が家に母子に通っていただき描き進めたが、苦労が多かった。背景も一旦は細かく描いたが、やはり空間にしようと色を塗ったところ、会場で見ると緑が強過ぎ、すぐにでも持ち帰り、色を変えたいと思った。思いがけなく準会員推挙を賜り、10室に展示され、心より感謝。今後の益々の精進努力を誓う。
「明日へ」 千葉市美術展 2015年 P15
2度目の審査員を拝命され描いた小品。モデルは高校2年でアメリカンスクールに通うチャーミングな少女。彼女の未来に向けた思いを題名に込めました。
山下光子作品展 《過ぎゆく季節ときの中で》 2014年8月19日〜9月28日、千葉県文化会館ギャラリーにて
幼い頃より書く・描くことが好きで、小学生時代絵画教室に通ったりしていた私が、千葉に来て、油絵を学んで20年。描く歓びより、苦しみの中でもがきつつ、いまだ未熟ですが、この度、すばらしい会場で個展を開くことができました。
「まなざし」の縮小版 「まなざし」 白日会創立九十周年記念展 2014年 F100(絵葉書)
モデルさんが第2子と2人で、昨年11月から通って下さり描いた作品。お子さんを見つめる母親の慈愛のまなざしを描きたくて筆を進めました。いつも協力して下さるモデルさんには心から感謝しています。まだ加筆しなければならない点を展示会場で痛感。
小品集 小品 16点
「14歳の夏に」の縮小版 「14歳の夏に」 第45回日展 2013年 F100(絵葉書)
都内の私立中学に通う近所の少女。スラリと伸びた肢体、幼さの残る表情に惹かれてモデルを依頼した。緊張をほぐそうとするかの様に饒舌じょうぜつに、また、ある日は全く寡黙かもくにポーズをとる彼女。揺れる思春期の入口に居る14歳の今を残したくて筆を重ねました。
「春を待つ」の縮小版 「春を待つ」 第89回白日会展 2013年 F100(絵葉書)
6月第2子出産予定のモデルさんにロッキングチェアーに座った楽なポーズで。背景に衣裳に合わせたゴブラン織りの布を購入、タペストリーに。日毎姿を替えるモンステラを右に、午前南の窓からの採光。 最後まで顔に補筆し綱渡りで搬入したが思いがけなく9室に展示。会友推挙をいただいた。今後より精進努力を誓う。諸先生方に心より感謝しています。
「追憶」の縮小版 「追憶」 第88回白日会展 2012年 F100(絵葉書)
モデルさんのおばあさまが愛用された藤とビロードの長椅子をアトリエに2週間拝借して描きました。私が購入したドレスがモデルさんに大きすぎたこと、ポーズがなかなか決められなかったこと、後半モデルさんの事情で頻繁にアトリエに通っていただけなかったこと等、約5ヶ月かけた割に作品の完成度が低かったにもかかわらず、11室に展示していただき恐縮と感謝です。
「人形」 2011年 F6
「女性」 2011年 SM
「緑陰」 千葉県展 2011年 F50
「穏やかな時間」の縮小版 「穏やかな時間」 第87回白日会展 2011年 P100
こちらも地震の影響で会期が縮小されました。
「想」 千葉市美術展 2011年 P15
初の当番審査員を拝命され、拙作もガラスケースの中に陳列されましたが、大震災の影響で中途展覧会閉鎖となりました。
「風を聴く」の縮小版 「風を聴く」 第42回日展 2010年 F100(絵葉書)
10代でオーストラリアに単身バレエ留学を果たし、帰国後家庭を持ちつつも今夏バレエスタジオをオープン、パワフルに生きるバレリーナの女性をモデルに、あえて普段着のままで描いてみました。近所の教会入口のベンチにくつろいで座る彼女。木々の緑が風に揺れる・・・。仕事からも子育てからも解放されたひと時に、ふと見せる20代の女性の素顔、母性の安らぎを表現できればと、筆を重ねました。
今回は思いがけなく1階9室に展示され、身に余る光栄でした。これに甘んじることなく、より研鑽を積んでいかなければと思っています。
「日野春スケッチ」 2009年 F10
弥生彩心会 日野春スケッチ旅行記
「FOR BALLET STUDIO DU-REVE」 2010年 F10
「NOAH "I am two years old"」 2010年 SM
「ミセス ラングルネのために」 2010年 F15
「思う」 第32回弥生彩心会展 2010年 F50
「バレリーナ」 第32回弥生彩心会展 2010年 F50
「窓辺」 千葉市美術展 2010年 P50
「風を聴く」の縮小版 「風を聴く」 第41回日展 2009年 F100(絵葉書)
「風を聴く」 千葉県展 2009年 F50
知り合いの女子大生のモデルに自宅に通っていただき、画室で描き始めたが、服装や屈託のないその雰囲気から、戸外のベンチに座っているイメージで、座卓に座ってのポーズをとってもらう。太陽の角度等光と影を考慮して、かねて取材してあった古いベンチのある場所まで、正午過ぎ二人で30分あまり歩く。真昼の太陽が降り注ぎ、花散らしの風が吹き渡るその日、心地良い風と陽光に、やや目を細めたモデルの表情と指先に至る清楚さをキャンバスの上に留めたいと筆を進めた。50号に続き100号も描き進め、2つの作品を比べながらの制作となった。  この度千葉県美術会会員推挙を戴き、先生・画友の皆様に心より感謝申し上げます。これからも、描く歓びと苦しみをしっかりと心に、 より研鑽を重ねて参りたいと思っています。
「AINA eighteen」 第85回白日会展 2009年 P100
「AINA」 第40回日展 2008年 F100(絵葉書)
「AINA seventeen」 第84回白日会展 2008年 F100(絵葉書)
まだあどけなさの残る少女に出逢って一年、日英のハーフで美しい上に、近頃の女子高生には稀有な、慎み深く聡明で、ポーズの合間にも勉学に励む生真面目さに心を奪われ、会うたびに大人に... 莟が花開いていくような彼女の今を描きたくて、何回か通ってもらっています。油絵を学び始めて十余年。未だ未熟でどれも未完成、いったん筆を置いて翌朝又作品を見ると「違う...」そんな繰り返しの毎日です。良き師・先輩、好きなことが続けられる環境に感謝しつつ、いつの日か一枚でも納得できる作品が描けたらと、苦闘しています。(しおさい140号)
「AINA」 2008年 F50
「AINA」 2007年 F50
「春宵」 第83回白日会展 2007年 F100
「鏡の前で」 2006年 F50
「絵本を読む」 2006年 F50
「ほおづき」 2005年 F50
習作 2005年 F15
習作 2005年 F10
「ひととき」 市原市展美術大賞 2004年 F30
「潮騒」 千葉県展千葉市長賞 2004年 F50
幼い頃よりいつも紙と筆記具があれば自然と手が動き何かを描いていた。いつかは油絵を学びたいと願っていたが、10年程前千葉に転居し、ようやく念願の絵筆を持つこととなった。キャンバスに向かっている時は夢中で時が経つのも忘れる。が、筆を置いて自らの作品を見ると、欠点ばかりが目に付く。描きたい、描けない、なぜ描けないの?いつもその繰り返し。これでよしと思える日はたぶん生涯来ないだろうと思う。絵は自己表現の1つだと思う。孫をモデルに描く作品には、子ども達の明日が平和であって欲しいと言う願いを込めている。環境破壊、憎しみの連鎖で繰り返される戦争、軽減されていく命の尊厳。これから世界は、人間は、どうなっていくのだろう。作品「潮騒」には少女が手に抱く貝に、悠久の自然、明日の平穏への願いを表現したかった。思いが作品に具現化されるのには、まだまだ未熟で手探りの状態が続く。(しおさい127号)
「バレリーナ」 2004年 F10 マレーシア国立美術館へ寄贈
「孫たち」 2002年 F30
「遠い日」 千葉市展美術協会賞 2001年 F50
「おすわり」 第72回新構造展ホルベイン賞 2000年 F50
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